ガトー フロマージュ キュイ　

スフレタイプのベイクドチーズケーキを作ります。一口にチーズケーキと言っても味わいは様々。今回紹介するのは、濃厚なチーズの風味を持ちながらフワッと溶ける食感のチーズケーキ。定番にしたいケーキのひとつです。お菓子作りが好きな人は１度は作ったことのあるチーズケーキ。シンプルなケーキは奥が深いです。

カーディナル シュニッテン / ショートブレッド

今月はオーストリアの伝統菓子、カーディナル シュニッテンを作ります。卵白生地と卵黄生地を交互に絞って焼いたもの２枚でコーヒークリームをサンド。表面のさくっと感、メレンゲのネチネチ感、少し苦いコーヒークリームがとてもマッチします。もう一品は、私の大好きなクッキー、ショートブレッドを。ショートブレッドはスコットランドで生まれたバター風味豊かなクッキー。口あたりのもろさに特徴があります。丸い焼き型で模様をつけて焼き上げる素朴なルックスで、ほんのり甘い味が幸せな気分にさせてくれます。

ムース オ フロマージュ

”フロマージュ”はフランス語で”チーズ”。ですが元々チーズを甘いお菓子にするということはフランスでは一般的ではありません。チーズの特産地で作られているか、他国の影響からだと言えます。日本では定番のような”ベイクドチーズケーキ”をフランスのパティスリー「ルノートル」で”Cheese cake”の名で売られているのを見かけたことがあります。フランスではそんな存在のチーズですが、チーズもこんなおいしいムースに仕立てられます。味がまろやかになりすぎないように、レモンクリームでアクセントを、トップにはクランブルをのせて食感も面白くしました。